王滝村の大自然をまだ見ぬ君へ
	「Ontake100」に初チャレンジ!

開催レポート

『ONTAKE100』。そう、毎年7月、長野県木曽郡王滝村で開催される100kmに及ぶ過酷なロングトレイルだ。
回数を重ねる度、注目され、近年では参加定員1,000名を数分で達してしまう白熱ぶり。 「王滝村の大自然をまだ見ぬ君へ『ONTAKE100』に初チャレンジ!」と銘打った本セミナーは、惜しくも、『ONTAKE100』にエントリーできなかった方を対象とした、2日間に渡るセミナーである。
また、講師の大瀬和文選手(パワーバーサポートアスリート/サロモンアスリート)が、当レースを完走できると認めた者は、今年の『ONTAKE100』に参加権利が与えられるのだが…。

御嶽山の残雪が溶けつつある、青葉の頃。
6月17日(土)の朝。
『ONTAKE100』参戦への熱き想いを抱いた、トレイルランナー7名が王滝村に集結。

ブリーフィングと各々の挨拶を済ませ、一行はバスで王滝村の観光へ。

まずは、登山道王滝口であり、木曽御嶽山を一望できる、御嶽山7合目「田の原」。
雄大な御嶽山を目の前に、参加者のテンションは上がり気味だ。

続いて、全国からの行者が御嶽山登拝の前に必ず心身を清めたという「清滝」。
神聖な場所だけに、一同、心が洗われた様子だった。

昼過ぎ。昼食を済ませ、参加者はトレラン講習の準備へ。

大瀬選手の意向で、大会のスタート会場である、松原スポーツ公園に移動。
公園内では同日開催である「第13回ヒルクライム・イン・王滝村」の設営がなされていた。

とはいえ、『ONTAKE100』と同じ大会会場だけに、参加者一同、テンションヒートアップ!!

大瀬選手が皆をリードしながら、講習会スタート。

初日は、大会コースに基づき、国民の森で折り返す、ナイトランを含んだ約40kmの道のり。
各々にレベルの違いはあるものの、参加者同士、刺激し合いトレイルを楽しんでいるように伺えた。
ただ単にコースを試走するだけではなく、脚の動かし方、トレイルの下り方、サプリの取り方、ペース配分などなど、日頃、トップ選手に直接聞くことができない質問が飛び交っていた。

ところどころのエイドポイントでは、パワーバーで、エナジーチャージ。

日没後。暗くなり、ナイトランに突入。
大瀬選手からヘッドライトの使用レクチャーも。
参加者にはナイトトレイルは初という方もいて、有意義な時間だったようだ。

終盤、トレイルパートからロードへ。
当セミナーの宿舎「ぷちはうす 瀬音」までランニング!!

予定時刻を1時間過ぎた21時頃、宿到着。
汗を流し、夜の親睦会で親交を深めた。

翌朝。
朝食を済ませ、ヒルクライムの選手を応援。
激坂に挑むライダーにエールを送り続けた。

最後尾まで応援し、講習スタート。

初日のテーマが“距離”だったのに対し、
2日目が“標高”。

大瀬選手が目をつけたコースは、『OSJおんたけスカイレース』のコースだ。おんたけスキー場から田の原までのゲレンデをベースにした、勾配がきついトレイルを駆け上がる。

田の原で、あらためて、御嶽山に向け、参拝。

田の原からはロードで折り返す。大瀬選手もトレーニングに取り入れている、ロードを一気に駆け下りる峠走だ!
脚の筋肉をあえて痛めつけ、力強い脚を作るトレーニングだという。参加者は大瀬選手に必死で食らいついていく!

セミナー最後の仕上げには、大又山荘の階段走りっ!!

宿に戻り、2日間を振り返る。

初対面で、レベルが違うトレイルランナーといえども、『ONTAKE100』への熱き想いは、皆同じ。
同士とも言える7名には、大瀬選手から『ONTAKE100』へのエントリー権が、見事与えられた。
年齢も出身も異なるセミナー参加者7名。
今年7月、再び王滝村に訪れ、『ONTAKE100』のコースを走ることだろう。

協力 ぷちはうす瀬音

イベント事業部 奥山賢治
【Photo by K.OKUYAMA】


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