「第21回全日本トライアスロン宮古島大会」をサポート!

 2005年4月17日(日)に開催されたスイム3K・バイク155K・ラン42K合計200Kのロングディスタンス・トライアスロン「全日本トライアスロン宮古島大会」。今年もパワースポーツはレース前日、モーニングラン&ストレッチ講習や完走アドバイス、オーシャンスイムやバイクメカニック・クリニックなど、初参加のアスリートを中心としたトライアスロンセミナーを開催しました。選手受付、そしてパーティー会場である平良市体育館前にはパワーバーブースを出展し、パワーバー製品を数多くのアスリートにPRすることが出来ました。
 レース当日朝は激しい雨。スタート直前にようやく止みましたが、この日は終日どんよりとした曇り空。選手にとって気温は上がらず、比較的好条件でのレースとなった様子です。大会結果、男子はみごと本領発揮した松丸真幸選手が念願の初優勝。7年ぶりに優勝カップが日本人の手に渡りました。女子は成長著しい弱冠21歳の今泉奈緒美選手が初参加初優勝の快挙を成し遂げました。そして、今年も島民の暖かな声援、ボランティアの厚いサポートを受けて、全国各地から参加したアスリート1,211名が完走を果たしました。
 数多くの感動を与えてくれる「宮古島トライアスロン大会」。こんな素晴らしい大会をサポートできる事を光栄に思います。
大会準備からレース中、後片付けまで参加者のためにサポートしていただいた大会スタッフやボランティアのみなさん、レース終了まで大きな声援を送ってくれた島民のみなさん、そして、この日のためにトレーニングを重ねレースに参加されたアスリートのみなさんに「感謝!」です。
また来年、宮古島でお会いしましょう!

パワーバー・トライアスロンクリニック
4/15(金)  
○18:00〜19:00 サプリメント講座
  ★レース中のエネルギー補給に関してわかりやすく解説する。
  講  師:宮塚英也、松山文人
  開催場所:平良市体育館パワーバーブース
4/16(土)  
○08:00〜09:30 モーニングラン&ストレッチ
  ★東急リゾートからゆっくりと約6Kジョギング。
  その後トップ選手も行っているレース前及びレース後のケアストレッチ方法を伝授。
  講  師:宮塚英也、松山文人、他
  集合場所:東急リゾート正面玄関前の芝生
○09:30〜10:30 完走アドバイス
  ★豪華メンバーによる完走アドバイス。和やかな雰囲気で開催。
  講  師:宮塚英也、松山文人、小美野通、他
  集合場所:東急リゾート正面玄関前の芝生
○13:30〜15:00 オーシャンスイムセミナー
  ★東急リゾートのプールとスイム会場前浜ビーチで実践セミナーを開催。
  講  師:宮塚英也、松山文人、他
  集合場所:東急リゾート屋外プールサイド
○16:00〜17:00 バイクメンテナンス講座
  ★レース中のトラブルなどメカに弱いアスリートには必見。
  講  師:小美野通、宮塚英也、他
  開催場所:バイクトラジッション横バイクメンテナンスエリア
4/18(月)  
○14:00〜15:00 パワーバーバイクボトルサイン会
  開催場所:平良市体育館パワーバーブース

●パワーバートライアスロンセミナー(写真番号クリックで拡大)


●カーボパーティー(写真番号クリックで拡大)


●レース(写真番号クリックで拡大)


この日のためにー。
 この日のために毎日たくさんのトレーニングを積み、この日のために多くの時間を費やし、この日のためにいろんなものを犠牲にして、そしていま、日本最大のトライアスロンレース、宮古島ストロングマンに挑んでいる。
2005年4月17日午前7時、今年も全国各地から約1,500人のトライアスリートがこの地に集結し、スタート前の緊張の時を迎えている。初エントリーで興奮ぎみの若い選手、毎年常連でレースを目いっぱい楽しもうとしているベテラン選手、プロを含む国内屈指のトップアスリートらが一堂に会し、これから始まる長い一日にみな心を踊らせている。
 スタートの号砲とともに前浜ビーチを一斉に泳ぎ出した選手たちはやがて沖に消え、スタートから35分を過ぎたころから3キロを泳ぎ切ったトップ選手たちがひとり、またひとりと還ってくる。休む間もなく宮古島東急リゾートの駐車場に特設した1,500台のバイクトランジションエリアから次々と飛び出してゆく選手たち。彼らの目の先はすでに宮古の大地に延びる155キロの道のりをしっかりと捕らえ、黙々とペダルを廻し続けている。西平安名崎ー池間島ー東平安名崎ー来間島と、この島の景勝ポイントと見事な海洋の風景を時折眺めながら軽快にバイクを走らせる。今年は小雨まじりの涼しい天候となり、選手たちには体力を温存しやすいコンディションの中でのレースとなった。とはいえ、100キロを過ぎたあたりから選手たちの足は徐々に重くなり、 上位グループの選手を除いてはこれからがロングディスタンストライアスロンの本領域。沿道ではドリンクや食べ物を補給するためのエイドステーションに加え、熱烈な声援を送ってくれるメ私設応援団モがいたるところで選手たちを元気づけ、溜まり始めた疲労感を吹き飛ばしてくれる。ようやく平良市陸上競技場わきのバイクゴールにたどり着き、緊張の連続でこわばった背中、鉛のようになった足をしばし労りながらトランジションテントの中で最後の種目、42キロのマラソンに向けて気を引き締める。
 走りはじめてしばらくして、ようやくいつもの感覚が戻りテンポよく足を交互に送り出す。エイドステーションで水分をしっかり補給し、エネルギー補給用に携帯するパワージェルをこまめに取りながら、なんとか集中力と持久力を保ち一歩一歩ゴールに近づく。時に集中力が途切れ、戦意を失いかけても沿道の心の温まる声援がふしぎと力を呼び起こしてくれる。きっとこの島の持つ力のせいなのだろう。
 トップ選手がゴールして数時間後。まだ多くの選手たちは必死にゴールを目指して走っている。辺りはもうすっかり暗くなり、一日中酷使した身体の苦痛で歪む顔や、バイクの転倒で傷を負った痛々しい選手にまじり、笑顔を振りまきながら懸命に歩く中年の女性トライアスリートが沿道の声援に応えている。ゴールまであとわずか。ライトに照らされてひときわ明るい平良競技場には大勢の人々が選手1人1人の帰りを待っている。この時のために自分たちは頑張ってきた。この瞬間のために自分たちは耐えてきた。この日のために、また新しい挑戦を始めようー。
パワースポーツ特派員 野々山 晴之(フィールズ)

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●パワーバー(写真番号クリックで拡大)



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