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エンデュランス ラン OSJハコネ50K

「OSJハコネ50K」今年度中止のお知らせ

 昨年開催させていただきましたトレイルランレース「OSJハコネ50K」は、大好評をいただき、トレイルランニング文化に大きな影響を与える事が出来ました。2008年大会の開催に向け各方面の調整を行ってまいりましたが、大変残念ながら環境省箱根自然環境事務所の理解を得ることが出来ず、今年の大会は中止となりました。

 前回大会では本レース事務局の「パワースポーツ」に寄せられた登山者からのクレームは皆無で、レース翌日の清掃登山では参加者から排出されたと思われるゴミ(補給食の包装紙)は55kmのコース上で6個のみでした。また、約1,000名が通過したコースは荒れることもなく、マナーを遵守した良識あるランナーが参加してくれた「OSJハコネ50K」だった事が証明されました。

 しかし、昨年末、箱根の歩道(登山道)利用に関するガイドラインが、箱根で活動されている12団体のもとに策定されました。(下記をご参照ください)その4項目目にある「集団で利用する場合は、一列歩行し、」という一文の解釈が、環境省箱根自然環境事務所によると、「箱根の登山道を集団で走ることは許されない」という見解となり、大会開催の自粛を要請されました。国立公園の「保護」と「利用」のバランスを図ることが環境省の役割であるにも関わらず、実質的なトレラン排除につながるこのような見解には憤りを禁じえません。「自然とスポーツの共生」を目指し、大幅に計画を変更し環境対策を取り入れた「OSJハコネ50K」が2回目を迎えることなく中止せざるを得なかったことは、残念であるばかりでなく他の地域でのトレイルレースにも影響を及ぼす、非常に危険なことです。今回の自粛要請は法的には大会開催を規制するものではありませんが、本来、自然保護に積極的な立場をとる我々アウトドアスポーツ愛好家が、環境省の正式な自粛要請を無視することは出来ませんでした。あらゆる手段を尽くして、トレイルランニングの健全性を説明いたしましたが、説得しきれなかった我々の力不足と判断し、中止を決断した次第です。

 年末から今年にかけてガイドラインを策定する打合せ会に参加された団体で、[賛成、中立、反対]と常識ある見解をお聞かせいただいた箱根町様、小田原箱根商工会議所様、箱根町体育協会様、箱根を歩く会様、東京神奈川森林管理署様、箱根自然環境保全センター様、自然公園財団様、箱根の自然を守る会様、本当にありがとうございました。今年は本レースの開催中止を決定致しましたが、箱根のトレイルを愛するものとして、今後も箱根の自然を守るべく様々な活動をしていきたいと思います。来年以降「自然とスポーツの共生」をテーマに大会の再開を目指し頑張りたいと思います。ぜひとも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。また、今年の開催計画案に対し正当なご評価をいただきました日本野鳥の会神奈川支部様のご見識に感謝いたします。今後ともよろしくご指導くださいますようお願い致します。

 最後に、昨年参加された、そして今年参加を予定されていたトレイルランナーの皆様、本当に申し訳ございませんでした。心よりお詫び申し上げます。

パワースポーツ 滝川 次郎

2009年「OSJハコネ50K」の開催をお願いする請願書を受付けます。書式は自由ですので、お名前、住所、連絡先を添えて、パワースポーツまで郵送、メールにてお送りください。なるべく多くの方のご意見をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

(有) パワースポーツ
〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座6-4-27 2F Eメール:info@powersports.co.jp

●今年度開催にあたり、環境省箱根自然環境事務所へ提案させていただいた改定項目

  1. 参加者制限
    1,000名(昨年度)→600名(最終提案)
  2. スタート方法
    各200名に分かれて20分毎にスタートするピストンスタート
  3. コース変更
    希少動植物が生息する特別保護地区(金時山、神山)、第一保護地区の一部(山伏峠、三国山)を外したコース設定
  4. 開催前後
    開催日前後のクリーンアップを参加義務とすること
  5. 特別ルール
    ・狭いシングルトラックでは追越禁止とする範囲を設ける
    ・マナーに反する行為を目撃した選手の申し出制度の実施
  6. パンフレット
    国立公園、特別地域、箱根の希少動物の生息地域、箱根の特別地区マップ、ガイドライン等掲載し、箱根の自然の周知に貢献する。
  7. その他
    年間通して登山道整備に協力する。


●富士箱根伊豆国立公園の箱根地区内における歩道利用ガイドライン

  1. 動植物をとったり、傷つけたりしないようにしましょう。
  2. 歩道外への踏み外しや歩道などの施設破損に気をつけましょう。
  3. 他の利用者とのすれ違い、追い越しには、足もと植物に注意しながらお互いに譲り合いましょう。
  4. 集団で歩道を利用する場合には、一列歩行し、他の利用者や動植物には細心の注意を払いましょう。
  5. (登山者)ストックを利用する場合は、先端にゴムのキャップを付けるなど、歩道を痛めないようにしましょう。
  6. 岩場やガレ場では、落石を起こさないように。
  7. ゴミは持ち帰りましょう。
  8. キャンプやたき火は、決められた場所(野営場)以外では行わないようにしましょう。
  9. ラジオやスピーカーは、周りの人への迷惑や野生動物への影響を配慮し、節度をもった音量としましょう。
  10. 犬やペットを連れての登山は、他の利用者や野生動物への影響も考えられるため、控えましょう。


●「箱根地域歩道利用における歩道利用のあり方打合せ会」参加団体

  • 芦ノ湖の自然を守る会
  • 小田原箱根商工会議所
  • (財)自然公園財団箱根支部
  • 東京神奈川森林管理署
  • 箱根グリーン・愛クラブ
  • 箱根ボランティア解説員連絡会
  • 箱根町歩く会
  • 環境省箱根自然環境事務所
  • 県自然環境保全センター箱根出張所
  • 箱根町企画観光部
    箱根町体育協会
    箱根を守る会
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