「ラフウォーター・スイムエキデン・イン・ひらつか」開催リポート!

【06ひらつかリザルト】
【ラフウォータースイムエキデン・イン・ひらつかリザルト】
【第2ウェーブ】
【順位決定戦B】
【決勝戦】

 ひらつかビーチパークにて7月8日に個人種目2種目、9日に団体種目のエキデンが開催されました!

個人種目

 土曜日は曇り時々晴れ。少々蒸し暑く、入った瞬間ヒヤッとするが泳ぐのには丁度良い水温24℃。しかし、台風の影響で波は高い!!波の高さに対して不安気な表情で受付に来る選手も少なくなかった。
 3kmの部は2.4kmに、1.5kmは1.2kmへと距離が変更。コースも2.4kmの部は沖に300m、岸と平行に片道300mを3往復し、沖から岸に300m戻ってくるコース。1.2kmは沖に300m、岸と平行に片道300mの往復、沖から岸に300m戻るコースへと変更しての実施となった。
 2.4kmの部(完泳119名)は、重田裕也選手と竹本丈志選手のトップ争い。制したのは重田選手、惜しくも竹本選手は2位。3位は鈴木一也選手。女子は総合でも4位の成績の加藤亜衣奈選手、2位は大河内智未選手、3位八代純子選手。

     
     

 1.2kmの部(完泳100名)優勝は中込英夫選手、1秒差の2位は2.4km2位の竹本丈志選手、3位は2.4km優勝の重田裕也選手。女子優勝は総合4位の好成績の鎌田千紘選手。2位広田美由希、礒崎選手との激しい争いの末、大西希選手が3位。

   
   

 200〜300m沖でも白波が立つ状況の中リタイア者も…。完泳した選手はタイムはどうあれかなり自信は付いたのではないだろうか。


スイムエキデン

 日曜日は時折小雨がぱらついたものの、前日に比べ波は若干穏やかでまずまずのコンディション。とは言え初めて海を泳ぐ選手や、スイムの苦手な選手にとっては厳しい。表情も心なしか曇り気味の選手もちらほら…。それとは対照的に、前日の個人戦に参加した選手はスイムが得意不得意に関わらず「昨日に比べたら大丈夫!」と明るい。
 不安でも今回は団体戦!仲間がいるから、仲間が待っているから“怖〜い!!!”とばかりは言っていられない!心を決めて波に向かっていく。


 参加チーム数71チーム。3つのウェーブに抽選で分け、各ウェーブ上位3分の1は準決勝へ、準決勝で中位、下位3分の1はそれぞれ順位決定戦へ。そして準決勝の2分の1が決勝へ進む。したがって必ずどのチームも必ず2回は泳ぐことになる。コースは当初の三角形ではなく直線400mの往復へと変更された。

 メンバー同士の会話を聞くと、各チーム作戦があるようだ。“優勝するための作戦”、“順位決定戦で1位を取るための作戦”、“高波をどう乗り越えるか”のほか、珍作戦としては“早くビールをグビッとするための作戦”などなど面白い!

   
   

 予選、準決勝を経て決勝に進めるのは12チーム、予選ウェーブの内訳を見てみると、第1ウェーブから7チーム、第2ウェーブから2チーム、第3ウェーブから3チームだった。私(宮崎)も平田選手、宮塚選手と共に“チームパワースポーツ”として参加したが、準決勝から決勝に進めなかった第1ウェーブのチームは、このチームだけということになる。強豪が揃った第1ウェーブから準決勝に行けただけでもOKと褒めるべき???と思いつつも決勝に行きたかった…。

 
 

 このエキデンを制したのは予選・準決勝ともに余裕を持って通過した、アトランタオリンピック日本代表中西真知子選手率いる“湘南ベルマーレとNTT”(重田・中西・若杉)。次いで2位は準決勝5位通過から順位をグッと上げた“m(_ _)mごめんなさい”(鈴木・西・竹本)、3位は準決勝3位通過“アクラブレーシングチームまじ”(三浦・田代・高谷)。


 両日とも台風の影響で波は高く、波に戻されなかなか進めない選手、もうすぐで浜というのに高波が来て大回転したり、押し戻されてしまう選手、砂浜で肩や背中に擦り傷をつくってしまった選手、波に乗れグングン進んだ選手、途中リタイアしてしまった選手さまざまだと思いますが、良い経験・思い出になったのではないでしょうか?



 実は今大会、設営スッタッフも波には大苦戦していました。ボートが波で引っ繰り返ったり、エンジンのトラブルが起きたりと、なかなか沖まで出せずコース設営や準備に思いのほか時間がかかってしまいました。競技に支障をきたしてしまった点がありましたら、深くお詫び申し上げます。
 また、競技終了後の撤収作業の際に多くの参加選手に快くお手伝いいただき感謝いたしております。ありがとうございました。


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