「ラフウォータースイム・イン・宮古島2003」
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 5月22日(木)どんよりとした何とも重苦しい空のもと、一足先にパワースポーツスタッフは宮古島空港に降り立った。4月に開催した今年の「ラフウォータースイム・ジャパンシリーズ」の第1戦、座間味大会の悪天候が頭によぎる。予報によると大会日は降水確率40%、最悪……。
 宮古島大会は今年で3回目。現地スタッフも大会馴れし、会場・コース設定は前日行おうととの意見ですっかり沖縄タイム。決して性格が細いというわけではなく、どちらかというば大らかなパワースポーツスタッフだが、少々不安をおぼえる。
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 5月23日(金)朝から分刻みの大会準備スケジュール。コース設定は周回回数を減らそうという試みで、昨年まで直線コース500mを設定し周回回数が5周回だった個人種目5kコースを、直線コース750mを設定し、始めに500m泳ぎ3周回するコースに変更。3kコースは2周回、1.5kは1周回とした。もちろん、直線750mのコースロープと50m毎のブイ設営は昨年同様、されど設営時間は昨年の1.5倍に…。そして、ゴールゲートやテント設営など、公式スケジュールであるコース説明の15:00に間に合わせなければというプレシャーの中、何とか準備は完了した。コース説明では以前までは質問が飛び交っていたのだが、今年はすっかり質問も少なくなり、嬉しいやら悲しいやらで複雑な心境であった。天候はというとラフウォータースイムアドバイザー守谷コーチの教え子が作ってくれたという、パワーバーカラーのてるてる坊主の成果 もあってか、段々と回復に向かいつつあった。
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 5月24日(土)晴天。パワーバーカラーのてるてる坊主に感謝。開会式後、個人種目5kの参加者は500m先のスタート地点まで砂浜を歩いて移動する。前回の座間味大会では5kが中止となり、砂浜を難民のようにぞろぞろとゴール地点まで戻ってくるという重苦しい雰囲気だったが、今回は意気ようよう腕を振ってスタート地点に向かうスイマーは、緊張と笑顔が入り混じってとても良い表情をしていた。
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 個人種目5kは元日本記録保持者木原珠子選手を筆頭に、守谷雅之選手、竹本丈志選手、黒川保隆選手など有力選手が追いかける。結果 はダントツ木原選手が男子選手を押しのけて優勝。混戦の2位争いに競り勝ったのは竹本選手、3位 黒川選手であった。次回は名誉挽回、男子選手頑張りましょう。
 個人種目3kは、5kで総合優勝を逃し2位となった竹本丈志選手が本領発揮で優勝。そして2位 は八戸博子選手が有力と思われたが、5kに続いての出場で疲れが出たのか、伏兵二階堂道代選手が終盤追い上げ2位 に食いこみ、八戸選手は3位であった。  個人種目1.5kは、宮古島から参加のスーパー少年、弱冠10歳の江田秀一郎選手と13歳の上地充選手が注目。優勝は大本命の黒川保隆選手。続いて常に上位 に食い込むラフウォータースイマー茅野清美選手が2位。そして常連、秦敏洋選手が3位 であった。そしてスーパー少年江田選手は3位と6秒差の4位。上地選手は5位 と続いた。恐るべき宮古スーパー少年コンビ。
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 さてリレー部門。前日までのエントリーが6チームと少なく少々不安だったが、当日あれよあれよとエントリーが増えて、全部で14チームがエントリー。その内沖縄からの参加は4チームを数えた。注目は13歳のスーパー少年上地充選手と同じく13歳のスーパー少女上地可南子選手、そしてラフウォータースイムアドバイザー守谷雅之選手が加わった「スポーツアカデミー宮古島」。実力通 り強力なスイマーが集結した「海人ビックスイム」(八戸博子、木原珠子、黒川保隆)が圧倒的な力を見せ付け優勝。「スポーツアカデミー宮古島」は第1泳者の上地充選手がトップと23秒差の4位 につける。第2泳者の上地可南子選手は驚異の泳ぎで2人抜き、一気に2位で最終泳者の守谷雅之選手につなぐ。そして3位 で第3泳者につないだチームは「チーム合コン2次会」。その第3泳者は守谷選手の最大のライバル竹本丈志選手だ。守谷選手との差は3秒。座間味大会では守谷選手、午前中行った5kでは竹本選手が勝ち、実力は拮抗していた。結果 は竹本選手が守谷選手をわずかに振り切り「チーム合コン2次会」が第2位となった。3位 は「スポーツアカデミー宮古島」で守谷選手はチームメイトのスーパー少年少女達に慰められていた。
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 夜は、すっかり恒例となった宮古島東急リゾートバーベキューガーデンでのアワードパーティー。手始めにオジー自慢のオリオンビールで乾杯!総合表彰のあと、あやめバンドによる琉球民謡ライブで、盛り上がりは最高潮に。メインイベントは今回初めて取り入れたエイジ別 入賞者の発表。読み上げられた入賞者の笑顔が、次回開催への意欲を掻き立てらるパワースポーツスタッフ陣であった。
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 海スイム初めての方にもっともお勧めな「ラフウォータースイム・イン・宮古島」。来年も5月に開催予定です。今まで参加していただいた方、ぜひともスイム仲間に宮古島の海のやさしさやアットホームな雰囲気をお伝えいただき、この宮古島大会にお誘いください。 また、このHPで初めて宮古島大会を知った方、ぜひともご参加ください。決して損はさせません。 

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