2005 ラフウォータースイム・イン・与論島 開催レポート!
【リザルト】

  今年も、皆さんおまちかねのヨロン島の季節がやってきました!毎年数々の伝説を作り出すこの大会。今年はどんなドラマが繰り広げられたのでしょうか!
 
 去年は台風21号の接近によりコース変更を余儀なくされつつ、なんとか無事に終了。ヨロン島出発前、天気図を確認すると台風17号と18号が発生とのこと。台風シーズンの9月とはいえ、今年は2個も「キター」と叫びつつ与論島へ出発。台湾南方に遠ざかった18号の影響か、海は若干うねりが残るものの、17号も本州へ進路を向けたようで天候はまず一安心。
 
 大会前日は、当日のスムーズな大会進行のため、船着場・空港・主要宿泊場所にて出張選手登録受付を行う。北は宮城県、南は沖縄県まで、各地から飛行機や船を乗り継いで選手は与論島に到着。午後はレース会場の大金久海岸にて競技説明と試泳を開催。選手は明日の大会に向け、しっかりとコンディションを整えたり、魚や貝と戯れて遊んだりとさまざまに過ごします。例年、パーティーや2次会でお世話になっている「かりゆしバンド」が、今年結成10周年を迎えた記念に、午後6時より初の凱旋コンサートを与論島砂美地来(さびちら)館にて開催。島民の方はもちろん、多くの大会参加者も来場し、公演時間を延長して大いに盛り上がりました。

 さて大会当日。天候は晴れ、若干風があります。朝6時前からスタッフが集合し、会場設営を開始。島の皆さんも、選手の皆さんに安全に大会を楽しんでもらえる様、海岸やコースをきれいに整えてくれます。7時半から受付を開始。ほとんどの選手は前日に受付を済ませており、当日はナンバーリングだけを行い、レースに備えます。開会式のご挨拶は今年も山本大会会長。選手に熱いエールを送ります。

 5kmは予定通り午前9時に54名がスタート!波は昨日に引き続き若干高め。場所によっては潮の流れが速いようである。海岸からまっすぐ沖に向かい4周回をするコース設定。コバルトブルーの透き通った海を選手はそれぞれのペースでゴールを目指します。男子トップでゴールを迎えたのは今年も竹本選手。女子は総合でも3位の瀬川選手が優勝。
 5km終了後、若干予定より遅れて3kmがスタート。41名の選手が5kmより距離を短くした4周回のコースをゴール目指して泳ぎます。男子は桜井選手・女子はドーバー海姫チームの川原山選手が優勝。碇選手や湯沢選手など60代・70代選手も力強い泳ぎで完泳しました。
 個人最終種目の1.5kmには39名が参加。沖合いの波が強くなり、安全確保のためやむなく1.5kmを1kmに変更してスタート。トップ争いとともに毎回激しさを増す60代・70代の戦いには男女合わせて7名が参加。優勝は男女とも5kmと同じ、竹本・瀬川両選手が2冠を達成しました。
 最終種目は3名1チームで18チームが参加したリレー。比較的20〜30代の選手が多い中、60代の宗田選手・小田切選手・原田選手も負けじと参戦です。往復1km3人でつなぐレースはめまぐるしく順位が入れ替わり、目を放せない展開となる。最終的にレースを制したのはハッピースイムメンバーで結成された「極三」ハッピー太郎・久保・桜井選手。全18チームがゴールを迎え、全レースは無事終了。夜はお楽しみ表彰パーティーです。


 パーティーは島一番の市街地にある茶花海岸で開催。きれいなサンセットともにパーティーはスタート。まず歓迎の気持ちを込めて島の少年たちによる太鼓が演奏される。続いて山本会長のご挨拶ののち、大会の無事終了を祝ってみんなで「カンパーイ」!!パーティーの料理は島の皆さんが心を込めて手作りした料理の数々。ビールや地元焼酎「有泉」とともに味わいます。各表彰では、各選手の喜びの笑顔が光ります。今回の余興は3本立て。まずは三線の先生と村の有志で結成された「K1バンド」による民謡ライブ。レース会場でもご協力いただいた皆さんもメンバーで演奏を行っています。選手からは心のこもった歓声と拍手が送られていました。続いてはお約束のヨロン献奉。島の有志4名が歓迎の気持ちを込めて選手一人ひとりに有泉をおもてなし。ヨロン献奉で会場のボルテージがさらに上昇したところで、パーティーの締めくくりに登場するは、昨日のコンサートでお疲れにもかかわらず、喜んで出演いただいた「かりゆしバンド」。いつものすばらしい演奏と唄声に参加者は聞きほれ、そして踊り明かしパーティーの幕は閉じたのでした。しかし、まだまだ終わらないヨロンの夜。3次会の民謡居酒屋かりゆしにて「かりゆしバンド」とともに楽しんだ選手、また仲間とともに盛り上がった選手、それぞれに満喫したヨロンの夜であった。


 若干のコース変更があるも無事盛況の中終了した、与論島大会。島の皆様・スタッフ・そして参加した選手の皆様に改めて深く感謝いたします。次はシリーズ最終戦宮古島チャンピオンシップ大会です。ポイントに関係ある方もない方も、今年最後の大会で一緒に盛り上りましょう!!

尊尊我無
(トートゥガナシ・方言で感謝の意)


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