2003座間味リザルト
2003年座間味レポート
沖縄タイムスに掲載された記事です。

【001】
【002】
【003】
【004】
大会開催3日前、コース設定など準備のため座間味島に降り立ちました。準備期間の天気は快晴で、計測やブイ打ちなどコース設定やエキデンに利用する無人島のエリア設定、ボランティアカヤッカー、救助艇やダイバーなどの海上及び陸上スタッフとのミーティング(今回はボランティアライフセーバー10名も協力してくれた。)も順調に進み、あとは参加者を迎え大会開催を待つばかりでした。が、天気は下り坂。パワースポーツのイベントではこの数年間雨が降ったことがなく、悪天候での開催は考えたことがありませんでしたが、今回はそうは行かないようです。
【005】
【006】
【007】
【008】
 大会前日、無理に設定してもらった臨時艇クィーン座間味「ラフウォータースイム号」で、 全国からやって来たスイマーがここ座間味に集結しました。古座間味ビーチでの個人種目5Kと1.5Kのコース視察に続き、阿真ビーチでのスイムエキデンのコース視察。ここでは、くじによってエキデンチーム(4名)とそのチームに伴走するカヤッカーが決まります。もちろんカヤッカーもエキデンチームに加わり、チーム合計5名でスイムエキデンは行なわれます。
【009】
【010】
【011】
【012】
 大会当日、思ったとおり曇りで時より強く雨が降りしきります。9時から始まる個人種目5Kの参加者69名は寒さに負けずアップを繰り返し、スタートを待っていました。雨も一段落し、予定通 り9時にスタート。しかし、その数分後雨脚が強くなり視界も悪くなり、おまけに雷も鳴り出し、レースの続行か中止かを判断しなければならない時がきました。5Kレースは3周回するコースなのですが、トップでも半周にも届いていません。その時近くで落雷があり、中止と決断しました。ライフセーバーや救助艇に連絡し、大急ぎで参加者を岸へ誘導しました。参加者は残念がっている方や安心してそうな方など表情は様々でした。この中止の決断は間違っていたのか、もしくは有効だったのか自分では判断できません。ただ、スタート地点に帰ってきた5Kの参加者に1.5Kレースの参加に振り替えてもらえるように案内したところ、皆さんは不平不満を一切口にせず従ってくれました。そんな皆様には頭が上がらず、ただ感謝するばかりでした。
【013】
【014】
【015】
【016】
 そして1.5Kレース。雨脚も弱くなり雷も収まったようで、時間通 り11時にスタート。 合計137名のスイマーが一斉に海に飛び込んでいきました。今回、男性ではアイアンマントライアスロンで活躍している今枝選手、3連覇がかかった守谷選手、最近好調の竹本選手など有力選手によるトップ争いが注目されました。今枝選手はトップで帰ってきましたが、ミスコースでUターンし結果 は5位でした。トップは静岡から参加の伏兵飯田選手が優勝。そして守谷選手が2位 、竹本選手が3位となりました。女性はシドニーオリンピック日本代表選手の関根選手が注目されました。しかし今枝選手同様にミスコースしてそのままゴール。残念ながら入賞対象外となりました。その他の選手は力が拮抗していましたが、田中選手が一つ抜け出し優勝。そして常連の茅野選手、西郡選手と続きました
【017】
【018】
【019】
【020】
 午後からスイムエキデンは、降りしきる雨も弱まったころあいを見計り開催。今回は地元座間味チームを含む21チームが参加しました。スイムエキデンは、スイマーとカヤッカーの息が合わないとうまく進むことが出来ないため、各チームとも昨日から入念な打ち合わせ行なっていたようでスムーズにスタートして行きました。ただ、この日は流れが強く、スイマーが流されカヤッカーも相当苦労しながら伴走していた様子でした。海びらきイベントの中に行われたスイムエキデンは、青い海に揺らぐチームオリジナルのフラッグ を見て、多くのギャラリーが声援を送っていました。優勝チームは「チーム合コンリターンズ」。2位 は一歩及ばず「打倒、チーム合コンリターンズ」。3位は最後まで競った「フジヤマのトビウナギ」でした。座間味チームは第一区のスイマーが残念ながらリタイヤしましたが、その後全員完泳して多くのギャラリーから拍手喝采を受けてました。
【021】
【022】
【023】
 今回は写真を目一杯掲載しております。今回参加された皆様はもちろんのこと、まわりの方々にラフウォータースイムの楽しさをお伝えいただき、是非とも来年の座間味大会にお誘いいただけますようよろしくお願いいたします。

POWER BAR