ラフウォータースイム・イン・座間味
【04座間味リザルト】

RWS座間味沖縄タイムス掲載記事
 6月10日(木)台風4号とともに沖縄に上陸したパワースポーツスタッフ。その日のうちに座間味村へ渡り、コース設定とブイ打ちを行なう予定だったが、船・飛行機とも欠航。しかも11日、12日とも予測がつかず欠航もありうるという情報が乱れ飛ぶ。昨年、落雷による5K種目中止の模様が走馬灯のように頭を巡る。ラフウォータースイム史上初めての大会中止?いや、どんな形でも開催させたい。11日もし欠航だったら、12日午後から個人種目をやって、13日にスイムエキデンにしようか?海が荒れてたらとりあえずパーティーだけでも開催しよう。など考えながら、フェリー乗り場にある座間味村役場那覇出張所のパソコンで台風情報をチェックしていた。開催案を練りながら、状況が悪い中、どう対処するかがパワースポーツの腕の見どころと、なかば開き直り翌日を迎える。
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 晴れた。台風は足早に去っていった。1便は欠航だったが昼からの便で座間味島へ。海は少し荒れているが夕方にはおさまるとのことで、コース設定やブイ打ち、スイムエキデンの準備、会場の設営などは、午後から一気にやってしまおう。毎年お世話になっている「ダイブイン浜」の宮平安弘さんに今年もご協力をいただき、開催準備は順調に進む。さらに今年は沖縄ライフセービング協会のスタッフも開催準備に加わってくれた。

 心配はよそに大会当日、海のコンディションは最高。座間味村仲村三雄村長による開会のあいさつに続き、競技説明、そして予定通り9:00に個人種目5Kがスタートした。男子は追いすがる竹本丈志選手を振りきり、座間味大会では2年ぶり3度目の優勝ベテラン守谷雅之選手。タイムは1時間11分8秒。女子は一人抜け出しダントツの優勝、中島優子選手。タイムは1時間16分55秒。昨年度の優勝者田中理恵子選手は2位であった。先天性右前腕欠損の障害で左腕一本でこの大会に挑んだ金城晃仁選手も2時間24分56秒で見事完泳した。

●5K種目

●1.5K種目
 1. 5Kは11時30分スタート。男子の勝負はフィニッシュ地点波打ち際まで持ち込ま れ、その接戦を征したのは竹本丈志選手。5Kの雪辱を晴らした。タイムは20分41秒。本山竜也選手は惜しくも2位となった。女子も男子同様陸上に上がってからの勝負。西郡美樹選手、廣瀬百合香選手、石川陽子選手の3選手がなだれ込む。一歩抜け出した西郡美樹選手がうれしい初優勝を遂げた。

 個人種目終了後、参加選手は個人種目会場の古座間味ビーチから阿真ビーチに移動する。いよいよ14:15からは座間味村名物のスイムエキデンだ。阿真ビーチではすでにカラフルなチームフラッグがカヤックにたなびく。昨日すでに担当の地元カヤッカーとご対面。
カヤッカーはすっかりチームの一員と化している。スタートまでさらに作戦会議。そして2区4区の選手は嘉比島、3区の選手は安慶名敷島へ移動だ。予定より3分遅れ、仲村村長のスタート音とともに参加19チーム1区の選手がカヤックとともに嘉比島へ突き進んだ。前評判の高い沈没船がどこまで昨年優勝のチーム合コンに迫れるかがポイントだった。レースは予想とおり沈没船とチーム合コンのデットヒート。最終区チーム合コンの竹本丈志選手が先行する沈没船田中秀幸選手を捕らえ、2連覇を達成した。このスイムエキデンは、上位を狙うチームからたすき(スイムキャップ)をチームで繋ぐことを目指すチームなど様々だ。その楽しさはフォトギャラリーで感じてもらえると思う。
●スイムエキデン

 18:30からはフェリー乗り場で表彰式に続き、大パーティーが行なわれた。表彰式は各部門の総合表彰、そしてエイジ別表彰にじっくり時間をかけ行う。いよいよお待ちかね大パーティーの始まり。まずは手始めに地元エイサー隊で勢いをつけ、沖縄民謡で決める。ラインダンスからカラオケ大会。後半はいつも通り全員入り乱れて踊りまくる。これは文章で説明するよりフォトギャラリーで見たら一目瞭然。一度フォトギャラリーを覗いてほしい。最後は座間味島でみんなと再会することを誓い長い夜は更けていった。
 最後に座間味大会は必ず参加者の期待にこたえます。座間味島民のみなさんも温かく迎えてくれます。ぜひともみなさんの参加をお待ちしております!(今年参加された方は約束どおりご参加くださいね!)
●表彰式

●パーティー
●番外編

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