スノーフィールド・アドベンチャーレース・イン・白馬
参加レポート by CW-X小森さん
2月にセルフディスカバリーシリーズウィンターステージに初参戦した後の第二回目のウィンターレース。前回の王滝村では良い成績を残せたので今回の白馬でのレースではそれ以上の成績を狙う!

事前レース戦略
標高差はあまりないので随分とスピードレースになると予想し、装備は軽量、もってきたランニングバックは背負わずに行こうと決心。(僕の実力から考えると予想レースタイムは3時間ぐらいかな)
食料:パワージェル2個(参加賞でもらえた!)と500ミリリットルの水でいけると判断。
自転車:前日に新しいタイヤに取り替え、グリップ力をアップ。また、前日の昼過ぎ時点ではスノーハープ会場で自転車に乗ることは不可能なくらいシャバ雪。しかし雪も降っているし明日は午前八時スタートだからもう少し良いコンディションになるだろう。やはり自転車のコースだし、全コース乗ったまま走破したい。

第1ステージ戦略:最近よく会社の先輩に山のオフロードに連れていってもらっているので、ある程度はスキルもついてきたと思うが、雪道を自転車で走るのは初めて、やはり不安はある。しかし持ち前のポジティブシンキングが、こけても雪上だし痛くないだろう、大丈夫だ、思いっきり攻めていけという結論になった。
第2ステージ戦略:先輩のアドバイスクロスカントリースキーではなくあえてショートスキーをチョイス、不慣れなクロスカントリースキーをするよりうまく滑れるだろうと考えての選択。これが後で大失敗になるのだが、、、、。
第3ステージ:前回のスノーフィールド王滝村で第3ステージは直前のトランジットでパワーバーを2個食べて走ったら思ったよりいいペースでゴールできたので、食料補給をしっかり取ることを心掛ける。


レース当日
会場に着くとまだ会場は太陽が照ってなく、雪もしまっていて文句無しのコンディション。
軽くアップと準備体操をしてレース開始の合図を待つ。


第1ステージ
スタート直前の写真を撮影するのに夢中になり、ヘルメットを被るのを忘れ、スタート開始いきなり2分くらい?タイムロス。
走り始めて感じたことは本当に雪のコンディションがいいこと、上り坂でもほとんど滑らず登れるし、下りも攻めていける。なかなか前の人を捕まえられないけど、、、。
2周目はもう少しペースを上げようと下り坂で攻め込んでみるがコーナーを曲がれず2回ほど転倒しコースアウト。ちょっと恥ずかしかったが痛くないので良しとする。
2周を回ってスタート開始から40分ぐらいして第一ステージ終了。
スキーに履き替え(トランジットの時間は5分くらい)、パワージェル(ストロベリーバナナ味)を一本飲み、水を250ミリリットルくらい飲んだ。


第2ステージ
会場を抜けてクロスカントリーコースに入り、上り坂に差し掛かったあたりから何か異変に気付く。事前に決めたショートスキーを履いて第二ステージは行く、という作戦の失敗に気が付いたのは本当にコースに入ってすぐのことだった。
全然進まない、、なんで?
まずストックが雪面に掛らない、先が尖っていなく短い普通のストックを使っていた為に 手の力がほとんど使えない。
次にエッジが掛らない、クロカン用スキーに比べてエッジが効くはずのショートスキーなのに疲れと思ったより自由の効かないスキーブーツが仇となりエッジを効かすことが出来るとこまで脚を倒すことが出来ない。
本当に長かった2周だった。多分第二ステージのタイムは一番遅かっただろう。何度リタイヤしようと考えたことか、、。しかしその分下りは攻めた、自分でもこんなにスキーが上手だったか?と思えるほどに。
ようやく会場に着いた時にはトップグループの選手はゴールしていた。
前回の王滝村と同じようなシチュエーションの中、またしても多少気が滅入りながら次のステージの準備に取り掛かる。パワージェル(レモンライム)・パワーバー(チョコレート)をほうばる。


第3ステージ
圧雪されていない第三ステージをスノーシューで走り出したが、思ったより雪の巻き返しがあり、特に下り坂では雪が靴の中に入って冷たかった。致命的なほどではなかったがもっと新雪が厚く積もっていたらレッグカバーが必要かもしれない。
途中約3割ぐらいは歩き、残りはひたすら走る。スノーシューを履いているとはいえ、もう雪も緩み出したこの時間帯では雪に足をつかまれ思った以上に体力を消費していく。股関節の辺りが非常に疲れてくるのを感じるが、下に履いたCW-X機能タイツのおかげで、歩かずに随分長く走っていられたと思う。第3ステージが一番いいタイムだった。

ゴール後は表彰式と閉会パーティが行われた。表彰式では男女上位者の表彰のほかに、男子チーム、女子チーム、男女混合チームの表彰もあり、参加者年齢層の幅の広さもさる事ながら、いろいろなスポーツライフスタイルを持った人達が参加していると感じた。

快晴の銀世界の中、閉会式パーティでのあのビールの味は会場にいた人だけしか分からないだろう。今回の大会は随分とアットホームな大会の印象を受けた、来年もまた参加して、今年よりも上位を狙いたい。


POWER BAR