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「OSJおんたけウルトラトレイル100km」開催リポート!
 長野県木曽郡王滝村で、OSJトレイルシリーズ第3戦となる「OSJおんたけウルトラトレイル100km」を開催した。王滝村では年2回MTBレースを開催しておりアウトドアスポーツでは聖地と称されるこの地。その林道は果てしなく長く、険しい。そんな王滝村の林道で、トレイルランナーが待ち望んでいた100kmのトレイルレースが開催されたのだ。オンロードでの100kmウルトラマラソンは国内数多くあるけれど、正式な許可を得て、公に一般募集された100kmのトレイルレースは国内初めてだろうか。すでに欧米ではポピュラーである100km以上のトレイルレースだが、日本においてもこのレースを期に、ロングディスタンス・トレイルレース時代が幕を開けたと言えよう。

 このレースの大きな3つの特徴は「普段立ち入ることが出来ないコース」「90%以上がオフロード」「AM0:00深夜スタート」。そんなクレージーなレースに328名が参加してくれた。そして、大きな話題となったのが参戦してくれたトップレベルの選手たち。国内成績はトップで実力NO.1の「鏑木毅選手」、トレイルランを日本に広めたトレラン伝道師「石川弘樹選手」、昨年の日本山岳耐久レースの覇者「相馬剛選手」。レースはハセツネ歴代優勝者3名の三つ巴となった。

 7月20日、AM0:00ジャストにスタート。先導車に引き連れられた選手たちのヘッドライトの光が、蛍のように彷徨いながら、王滝村の中心地を通り、オフロードが始まる鈴ヶ沢林道へと駆け上がって行った。先頭の選手はかなりのハイペースで林道入口へと走りぬける。2番手に相馬選手、そして鏑木選手が続いた。その約2分後に約10名のグループの中、石川選手が加わっていた。第一関門ではトップで相馬選手、ほぼ同時に鏑木選手がやってきた。その3分後、3位で石川選手が飛び込んできた。「射程圏内」と石川選手。エイドステーションで用意されたフードをほおばり2人を追った。約50km地点で鏑木選手が相馬選手を捕らえる。第二関門、トップは鏑木選手。パワージェル2本を一気に飲み干し先を行く。約10分後に石川選手。エイドステーションでバナナ、冷麦など、ロングトレイルの経験が豊富な石川選手は十分に補給し鏑木選手を追った。その5分後に相馬選手。50kmまでトップを守った脚は疲労していた。しかし、エイドで気分転換。颯爽と2人を追った。第三関門では鏑木選手がトップ、そして、タイム差を若干詰めた石川選手がやってくる。石川選手との差が約20分と開いた3位の相馬選手が遅れた。第三関門からフィニッシュまで約17km。鏑木選手がスパートし、初代チャンピオンに輝く。2位は石川選手。やや離されはしたが国内久しぶりのレース参戦にみんなが喜んだ。3位は相馬選手。鏑木選手と石川選手の実力に及ばなかった。けれど素直に負けを認め、鍛えなおすと宣言する相馬選手の将来が楽しみだ。初代チャンピオンとなった鏑木選手は「ガレた林道はシングルトラックよりも難しい。コースの景観は素晴らしく、来年は人気レースになるだろう。」と話した。

 女子の初代チャンピオンは小川比登美選手。OSJトレイルシリーズ第1戦、第2戦準優勝と安定した成績を残してきたが、ついに王者の登りつめた。2位は昨年ハセツネ4位の松浦真由美選手、3位はハセツネ3位の佐藤光子選手だった。この3名のレースもいろいろなドラマがあったようだ。仲良し、だけど負けたくない。三者三様思いは違うだろうが、王滝村の大自然に圧倒されたのは間違いないだろう。

 大きな怪我はなく無事にレースは終了いたしました。特別協賛のスズキ様、サロモン様。そして協賛各社様。大会開催に際しまして全面的にご支援いただきました王滝村の皆様。そして、このレースに参戦いただきました選手の皆様。本当にありがとうございました。来年はさらに充実したレースを開催できるよう頑張りたいと思います。これからのOSJトレイルシリーズをよろしくお願いいたします。

大会データ

エントリー者数 390名
出走者数 328名
完走者数 257名[完走率78.4%]。
※第一関門リタイヤ者46名、第二関門リタイヤ者21名、第三関門リタイヤ者は4名。
成績
男子  1位 鏑木毅   女子  1位 小川比登美
  2位 石川弘樹     2位 松浦真由美
  3位 相馬剛     3位 佐藤光子
天候 晴れ(気温:スタート時22度、日中32度)
主催 OSJおんたけウルトラトレイル100km実行委員会
後援 王滝村、長野朝日テレビ
特別協賛 スズキ(株)、アメアスポーツ(株)
協賛:(株)ゴールドウイン、(株)ワコール、(株)コロンビアスポーツウェアジャパン、(株)エイアンドエフ、(株)アートスポーツ、ラフマミレー(株)、(株)ニューバランスジャパン、(有)さかいやスポーツ、(有)フルマークス、カスタムプロデュース(株)、パワーバー
企画運営 パワースポーツ

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