OSJ KOUMI100


レポート

昨年と打って変わって、半袖・短パンでも過ごせるレベルの暖かさで受付を開始。
新型コロナ感染症対策で、受付時間をゼッケン番号で指定した事もあり、混雑無く受付が実施された。

受付会場には、新製品のコンプレスポーツ/パワーバー/チャレンジャー/ニューハレ等のフルラインナップを展示。
多くの選手が手に触れ、購入頂けた。

受付を完了した18時から各自のエイド用テント設営開始。
テントでのエイドがメリットありと判断されたのか、昨年より多くのテントが設営された。

大会当日、スタート前のセレモニーでは小海町 副町長 篠原宏様から大会開催への強い想いをお話頂いた。
天候は曇り、気温は昨日より少し下がってレースには最高の天候。
予定通り5時スタート。
423名(男子:378名・女子:54名)の選手が一斉にコースに飛び出して行った。

コースは、林道、舗装路、登山道、舗装路、林道、舗装路と、バリエーションに富んだ(約35km)を5周回。
晴天が続いた事もあり、殆どドライ。

1周回を終え最初の帰ってきたのは、前本基希選手(No.49)。
良いコンディションの中、3時間43分。
続くは、樋口選手3時間48分、高橋選手3時間53分。前回優勝者の白川選手は4時間8分で14位。
女子は、市村浩美選手(No.604)が、2位吉田千暁選手(No.32)に2分と僅差。

2周回を終え最初に戻ってきたのは、前本選手で首位を維持。秒単位での僅差で澤柳匠選手(No.27)。
2周回ラップ1位は、澤柳選手で3時間59。2周目唯一の4時間切り。
女子は、市村浩美選手がトップを維持。2位は2周回トップの大淵選手(No.610)。

3周回を終え戻ってきたのは、2周回に続き3周回ラップもトップの澤柳選手。
2位は鬼塚選手でトップと18分差。
女子は、2周回の続き3周回ラップ最速の大渕選手がトップに立ち、2位は市村選手。
大会本部では、大会の応援に来て頂いていた鏑木さんと黒田さん(前回女子優勝者)によるMCが実現した。
100マイルが熟知した2人のMCは、選手の励みになった。

4周回は夜のパート。
ペーサーを付けた選手は、この周回から頼もしいパートナーと周回に入った。
最初に戻ってきたのは、トップを維持した澤柳選手だったが、2分以内に2位鬼塚選手と前回の優勝者白川選手(4周回ラップのトップ)で帰って来た。
女子は、大渕選手が維持し、2位は変わらず市村選手。

3周回出来た選手は86%、4周回出来た選手は67%と過去にないレベルで選手がレースを継続している。

鬼塚選手・澤柳選手・白川選手・長尾選手が、2分以内の僅差で、5周目に入った。

翌日(10/10)になる前から、無線にはトップ選手の通過連絡は入って来た。
余りにも早いタイムにフィニッシュ地点では驚きの声が上がる。

フィニッシュテープを切ったのは、鬼塚智徳選手(No.173)。
優勝タイムは、過去最高記録の21時間53分37秒(最終回ラップはトップの4時間31分)。
10分後には2位の白川裕登選手(No.28)が22時間13分53秒でフィニッシュ。
3位には長尾暁人選手(No.328)22時間34分01秒。

4周回時点で、制限時間28時間をクリアした277名の選手が最終回の5周目に入った。
制限時間まで最大で8時間あるとはいえ、選手たちは最後の力を振り絞り、フィニッシュに向かう。

女子トップは、大淵千鶴選手(No.610)26時間59分54秒。この記録も女子優勝者での最高の記録。
19分後の2位に市村浩美選手(No.604)27時間18分、3位には星野由香理選手(No.639)28時間01分45秒。

完走人数:265名(男子:230名・女子:35名)
完走率:62.6%

最高と言えるコンディションで、過去最高の完走率となった。


photographer Akihiko Harimoto


男子 女子
総合順位 No. 氏名 総合記録 総合順位 No. 氏名 総合記録
1 173 鬼塚 智徳 21:53:37 1 610 大淵 千鶴 26:59:54
2 28 白川 裕登 22:13:53 2 604 市村 浩美 27:18:46
3 328 長尾 暁人 22:34:01 3 639 星野 由香理 28:01:45
4 27 澤柳 匠 23:18:58 4 601 浅井 美奈子 30:13:26
5 446 山田 陽介 23:50:25 5 625 三本松 知佳 30:30:15