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RWS・イン・鎌倉
開催リポート!

はじめに 7月10日(土)・11日(日)の2日間、「RWS・イン・鎌倉」を開催致しました。
 今大会は今年で4回目。弊社が鎌倉を拠点とした2007年から開催しています。
 開催したきっかけは、オープンウォータースイムの活性化はもちろんのこと、せっかく鎌倉・材木座を拠点として活動するのであれば、材木座商店街、そして材木座海岸を盛り上げようという気持ち、そして、行く行くは材木座ビーチが「泳ぐ海」として、たくさんのスイマーが季節に関わらずこの地にやってきて、海泳ぎの拠点になるような夢を持ったからです。昨年4月にクラブハウスをリニューアルして、毎週のようにオープンウォータースイムセミナーを開催し、その夢を実現すべく日々活動をしています。

7月10日(土) 大会1日目は個人種目とリレー種目。前日までの天気予報は雨だったけど、当日は予想に反し、煌びやかな太陽が昇り始め、梅雨の合間の貴重なお天気となりました。けれど海上はややさざなみ波が立ち、少し速めな潮流。初心者には少し苦労するコンディションでした。
 コースブイ設営に時間がかかりましたが、なんとか定刻AM9:00、個人種目5kmの部がスタート。トップでフィニッシュしたのは、オープンウォータースイム女子日本代表選手の貴田裕美選手。そして妹尾信一選手、竹本丈志選手と続きました。参加者は194名中、完泳者は135名と完泳率は69.6%。スイム中級者でも途中リタイヤや制限時間内に完泳できなかった方も多く、厳しいレースになりました。
 コース状況により、3kmの部は2.5kmに短縮してスタート。この種目は参加者が一番多く246名がエントリー。トップフィニッシュは福島旭仁選手、そして16歳の山本修一郎選手が5秒差で2位に入りました。距離短縮でも制限時間は変わらなかったので、完泳者は231名(完泳率94%)と多くのスイマーがフィニッシュラインを越えることが出来ました。
 最後の個人種目1.5kmも900mに短縮してスタート。トップスイマーたちによっては短縮されることにより、スタートダッシュが勝負となり厳しい競り合いとなったようです。初級者にとっては完泳率92%が物語っているように、ある程度落ち着いて泳ぐことが出来、フィニッシュへと向うことができました。トップは5kmに続いて貴田選手が総合優勝。そしてRWS常連の竹本選手、秋和幸佑選手と続きました。
 この日最後はリレー種目。エントリーは44チームと賑やかなレースとなりました。こちらも距離短縮で750m×3名から500m×3名に変更。優勝は本命のチームつまみ食い、そして常連桜狼会が準優勝、インフィニティーAチームが3位に食い込みました。




7月11日(日)  大会2日目は盛りに盛り上がる「スイムエキデントーナメント」。募集参加チーム数60チームが早々に埋まってしまい、急遽増やして72チームに。これも〆切待たずに一杯になりました。
 このレースの特徴は大きく3つ。(1)チームに必ず女性が加わること。(2)3名で襷をつなぐのだが、控え選手1名を加えることが出来ること。(3)下位チームでも2レースをこなさなければならないこと。
 レース当日は曇り。海上コンディションは昨日とは違い、ペタリと静かでした。
参加チームはくじ引きで各24チームの3ウェーブに分かれて予選開始。各ウェーブ上位8チームが準決勝に進みます。中位8チーム、下位8チームはそれぞれ順位決定戦を行い最終順位が決定。準決勝では上位12チームが決勝戦に進みます。各チーム準決勝になると泳順、エースの使い方、コース取り、ペース配分など、じっくりと作戦を練り決勝進出を狙います。
 今年の決勝も白熱しました。第一泳者10位、第二泳者6位、そして第三泳者大場選手が先を行く5名をごぼう抜きした「take T 特攻隊」が優勝しました。準優勝はRWS常連の実力者でチームを組んだ「ミカさん、頑張ってくださいっ!!」。3位は20歳、19歳、19歳の若手で組んだ「NOLIMT爆泳チーム」でした。



さいごに  6月に開催した「RWS・イン・座間味」での事故後のレース。正直言ってレース1週間前までこの大会を開催するか迷っていました。座間味大会では万全な救急体制を布いて開催したにも関わらず事故が起こってしまいました。事故原因は急性心機能障害というレスキュー体制を構築しても防ぐのは難しく、日々の体調管理、レース前そしてレース中の自己管理が未然に防ぐ手立てなので、大会サイドとしても今後のレース開催を慎重にならずに終えない状況です。
 今大会の時期はライフガードの確保が難しく、レース会場に常駐していただけるお医者さんの手配も困難でした。けれど今回はライフガード10名、ジェットスキースタッフ2名、カヤックスタッフ3名、救急艇2艇、お医者さん3名(2日目1名、2日目2名)、看護師1名、救急救命士1名がこの大会を陰で支えてくれました。
 参加選手には最終案内で、前回の事故経過、原因を伝えると供に、自己管理の徹底を促す案内書を送付させていただきました。けれど大会2日目、順位決定戦で最後まで泳ぎきった選手が浜に上がったとき、交感神経に異常をきたし倒れてしまうという、一瞬ヒヤッとしてしまう場面がありました。 自分が思っている理想の大会はノーガード。全て自己責任で行うレースです。けれど国内では不可能でしょう。今後は更なる救急体制の構築はもちろんのことですが、参加する個人個人が日頃から自己管理を徹底しレースに挑まれることをお願いしたいと思います。事故が起こったらみんなが悲しみます。自己の力量を理解し決して無理せずレースを楽しんでください。


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