SELF-DISCAVERY ADVENTURE SERIES 2015

戦後最大の噴火災害と言われる御岳山の噴火から約8ヶ月。御岳山の入山規制が続く中、観光業を産業の柱とする王滝村は厳しい状況にあります。そんな中、今年で13回目を迎えるセルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝・クロスマウンテンバイク2015が開催され、全国から1,000名を超えるマウンテンバイカーが集結しました。噴火開催で今後の開催を心配していたSDA愛好家も多く、改めてSDAを走れる喜びを噛み締めつつ、熱い走りで王滝村に活気を与えてくれました。

5月23日(土) MTBファンツーリング

大会前日は受付と恒例のMTBファンツーリング。ファンツーリングではBMCライダーの山中選手・國井選手が講師をつとめ、実際のコースの試走を交えながら王滝攻略アドバイスをしておりました。今回は香港のMTB愛好家が十数名の団体で参加。多くの香港ライダーがおにぎりのお弁当付のファンツーリングに参加し、日本の食・山を堪能していただきました。夜はパーティーと競技説明です。近年はSDA初めての参加者も多く、多くのライダーが協議説明に耳を傾けます。マウンテンバイク人気の再燃を予感させます。


5月24日(日) レース

大会当日。松原スポーツ公園のスタートゲートにはまだ薄暗い早朝4時から人が集まり始め場所取り合戦のスタートです。午前6時、噴煙の上がる御岳山頂を前に祈祷で安全祈願をし100kmスタートです!42キロスタート地点は松原公園から10キロ近く離れたところにも関わらず、スタート2時間近く前から場所取り合戦が開始され、こちらもガチンコのレースが展開されます。昨年からスタートした「シングルスピード」を筆頭に、おなじ自転車でもファットバイクや、シクロバイク、リジットバイク、中には一輪車など、最近では様々な車種のライダーを見かけるようになりました。13年という歴史の中で様々なスタイルの王滝のを楽しみライダーが増えてきており、ライダーも成長していることが分かります。晴天に恵まれ、爽やかな風が吹く新緑のなかを1000名のマウンテンバイカーが駆け抜けました。


表彰式

男子100km総合は、王滝の常連である國井選手(BMC)がみごと初優勝!香港のライダー達は大満足で早速次回9月のSDAの参加を表明しました。後日、香港の自転車雑誌にも様子が掲載された模様です。また9月のSDAには韓国からのライダーも参加予定となっており、これからはアジア中のライダーが王滝へ集まり、アジアを代表する大会へ発展していくでしょう!ぜひ9月の大会の参加をお待ちしております。



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