2005セルフディスカバリーアドベンチャー
スノーフィールドチャレンジレースin 王滝 レポート
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 2005年シーズンのセルフディスカバリーアドベンチャーシリーズも王滝村よりスタートします!今年で3回目となるスノーフィールドチャレンジレースin王滝。レースの舞台は、アドベンチャーレーサーにはすっかりおなじみの長野県王滝村にある、おんたけスキー場とその周辺の林間コース。今年に入ってからの全国的な大雪は王滝村でも同様で、スキー場までのアクセス道を車で登っていると、例年になく積雪が見られる。このお大雪は選手達を例年以上に苦しませまた楽しませてくれるであろうか。
 大会前日の土曜日は午後から受付を行う。今年のエントリーは14チーム。女子が1チームで後は男子と混合が半々という状況。優勝候補は、去年は数秒差で優勝を逃したCW-Xエリート松葉/熊崎選手チーム。キングオブ王滝の称号を持つ松葉選手率いるこのチームは去年の雪辱を果たすべく参戦。また屋久島のアドベンチャーレースでお世話になっている鹿児島カヤックスの野元さんもはるばる鹿児島から参戦。初参加者の多い今年はどんな戦いになるか明日が楽しみである。


 大会当日、夜明けとともに会場に到着すると雲ひとつない晴天。去年はさんざん悪天候に苦しんだパワースポーツイベントであったが、今年はお天気に恵まれる様にと昇り来る朝日に合掌。とお願いしたのも束の間、選手最終登録を行っていると、スキー場より山頂の風速20mとの連絡。9時のスタートまでに強風のためにゴンドラが動かない場合は、コースを一部変更しなければならない。結局祈りは通じず、8時45分にコース変更を決定する。第1ステージスタート地点はゴンドラ山頂駅下から、当所は第1ステージ折り返し地点であったゲレンデ麓地点に変更し、10分ほど歩いてスタート地点へ。スタート前に簡単な競技説明と、松葉選手から選手代表激励スピーチを頂き、予定より30分遅れの9時30分に当日参加1チームを加えた15チームが勢いよくスタート!!第1ステージは変更により、まずゲレンデの林間コースを山頂まで昇って、山頂からはゴンドラ下を駆け下りるスノーシューのステージ。選手は一般のスキーヤー・スノーボーダーに応援を受けながらひたすら上り続ける。山頂手前からはおんたけ山の雄大な景色が広がり、選手を迎えてくれる。辛い昇りの後は楽しいゴンドラ下の下りが始まります。選手達は奇声をあげながら斜面を走り下りてきます。最後にきつい斜面と階段を上るとスタート地点に戻り、そこで第1ステージがフィニシュ。トランジットタイム15分の間にスノーシューからスキー・スノーボードに履き替えドリンクや補給食を取ります。


 コース変更により第2ステージは前半のゲレンデ部分をカットし、スタート後すぐに閉鎖中の旧高原ゲレンデに入ります。整備が入っていない新雪のコースをスキー・スノーボードで麓まで下ります。早い選手は10分余りで第2ステージをフィニッシュ。


 トランジットでは用意した豚汁に舌鼓みを打ちつつまたスノーシューに履き替えます。第3ステージは普段は遊歩道になっている林間ハイキングコースを村の麓まで下り、最後は急な斜面も含めた昇りがゴールまで続きます。ここまでのトップはCW-Xエリートチーム。その後は男子3チームが2位争いで続いています。先頭の選手は新雪をかき分け、後続の選手は前の選手の足跡をたどりながらゴールを目指します。途中には凍結した滝や雪に覆われた清流など大自然の景色も堪能できます。


 スタートから3時間52分経過した13時22分、トップでゴールを迎えたのはCW-Xエリート松葉/熊崎チーム!去年の雪辱を果たして見事に優勝を飾りました。2位はコブラツイスターズ中村/宮路チーム。宮路選手は去年9月の王滝マウンテンマラソン42kmで優勝した強豪で、第3ステージは5チームを抜く見事な追い上げを見せました。女子チームは残念ながら第2ステージ終了後リタイアしましたがそれ以外の14チームは見事完走し、無事大会は終了しました。完走後は入浴チケットをお渡しし、展望浴場ザブンで疲れを癒してもらいます。表章式では各部門上位3チームにメダルと協賛各社・王滝村からの豪華賞品が贈られ、引き続きジャンケンプレゼントも開催し素敵な賞品が選手にプレゼントされました。


 王滝村では例年開催のヒルクライム・アドベンチャーレース・クロスMTB42km/100km・クロスマウンテンラン20km/42kmと共に、8月に新しくOSJグランプリin王滝を開催します。この大会は5種目のアウトドアスポーツのレース(MTB・トレイルラン・クライミング・ラフウォータースイミング・カヤック)を開催し、そのトータルでグランプリを決定します。是非チャレンジお待ちしております。次は3月15日開催のスノーフィールドin白馬にてお会いしましよう!!


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