OUTDOOR SPORTS JAPAN
GRAND PRIX in 王滝リザルト&レポート
リザルト

「第1回OSJ・グランプリ・イン・王滝」開催リポート!第2日目


 第2日目、最初の種目は「ラフウォータースイム」。会場は御岳湖というダム湖で、1周750mの三角形コースを2周する1500mの距離で開催。参加者は30名、天候は晴れ、水温も23℃とまずまずのコンディションでした。男子の結果は、シドニーオリンピックトライアスロン日本代表選手の福井英郎選手が貫禄の優勝。続いてオープンウォータースイムのスペシャリスト守谷雅之選手が続きました。3位は伊藤功顕選手でした。女子はこちらもオープンウォータースイムのスペシャリスト瀧田陽子選手がダントツの優勝。準優勝はこれで4種目連続の河合あやの選手でした。3位は礒崎祐子選手でした。



 第2日目、最終5種目目の「マウンテンバイク」。参加者は5種目で一番多く53名がエントリー。グランプリ初代チャンピオンの行方は4種目終了時点で拮抗しており、この「マウンテンバイク」で全てが決まります。コースは比較的広めのジープ道ですが、99%オフロードで平坦な箇所は少なく、アップダウンが激しい1周約20kmのコースを2周回する総距離約42kmのレース。序盤、福井英郎選手が引っ張ってましたが、4回のパンクに見舞われあえなく後退。結果、男子優勝は伊藤功顕選手がもぎ取りました。そして、終盤粘って2位に食い込んだのは熊崎智浩選手。3位はダニエル・スペイト選手でした。女子は総合でも16位に入り実力を発揮した光田真基選手が優勝。準優勝は転んで重傷を負いながらも最後まで頑張った上西泰子選手。3位は河合あやの選手でした。



 いよいよグランプリ・チャンピオンの決定です。男子の結果は、4種目まで2位につけていた中野善人選手が「マウンテンバイク」で安定な走りをみせ5位となり、ポイントを稼ぎ累計580ポイントで初代チャンピオンとなりました。4種目まで常に1位だった松葉桂二選手は、2回のパンクに見舞われ7位となり優勝した中野選手と5ポイント差の2位。マウンテンバイクで優勝しポイントを荒稼ぎした伊藤功顕選手がジャンプアップし、安定した成績を残したダニエル・スペイト選手と498ポイントと仲良く3位を分け合いました。女子は上西泰子選手がマウンテンバイク1周目で転び重傷を負いながらも最後まで走り抜き、1位となり累計920ポイントで女子初代チャンピオンとなりました。全種目安定した成績を残し最後まで粘った河合あやの選手でしたが、惜しくも40ポイント差で2位。3位は伊藤章子選手でした。



 アウトドアスポーツの祭典「OSJグランプリ・イン・王滝」。今年初めての開催ということで参加者が集るかと不安でしたが、心配をよそに延べ200名のアウトドアスポーツ愛好者(または全くの初心者)にご参加頂きました。いろいろなアウトドアスポーツがありますが、興味があっても行う機会がない方、アウトドアスクールには入りづらくためらっている方、そして、新たなチャレンジを求めている方など、アウトドアスポーツ愛好者予備軍は沢山いると思います。そんな望みをかなえるため、来年も門戸を広く構え、みなさまの参加をお待ちしたいと思います。また、このイベントに参加するためのビギナー向けセミナーも開催していきたいと思います。2006年夏、今年参加いただいた方はもちろんのこと、このイベントに興味を抱いた方、あなたの新たなチャレンジをお待ちしております。最後に今回ご協賛いただきました「ザ・ノースフェイス」「サロモン」「アートスポーツ」「ワコール」のみなさま、そしてご協力いただきました「王滝村」「王滝観光総合事務所」「中部森林管理局基礎管理署」「水資源機構愛知用水総合事務部牧尾支所」のみなさま、本当にありがとうございました。来年以降さらに充実したイベントに育ててまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。