OSJ KAMI 100OSJ KAMI 100

エントリーリスト・リザルト

選手受付日(11月3日)

 2023年のOSJトレイルランニングレースシリーズ最終戦KAMI 100。今年は猛暑の影響からか、ハチ北高原スキー場付近の紅葉の色づきが少し遅めな印象を受ける。ただ、天気は快晴。山の上では青空と紅葉の見事なコントラストを眺めることが出来た。
 KAMI 100は1周37kmの周回コース。例年通り、ビギナー向け1周の37K、実際には112kmの距離がある3周の100Kに加え、2周の74K、100Kを2~3人で走るリレーの部を新設。受付は全カテゴリーとも11月3日の13時から18時まで。受付が終了する頃には辺りはすっかり暗くなり、日が短くなっていることを実感する。例年、日が落ちると気温も極端に下がるが、今年はそれ程の寒さを感じない。数日前までは夕方になるとしっかり気温が落ちたが、レースを控えた週末は夜間も大きく気温が落ちない。これが吉と出るか、凶と出るのか。

大会当日(11月4日~5日)

 大会当日の11月4日も快晴となった。スタート会場のハチ北高原スキー場には100K、74Kの選手が集まり始め、前日の夜に準備した、自身のテントや車でレースの準備を進めていた。KAMI 100では大会側が準備するエイドステーション以外にも自分のテントや車にレースで必要なものを準備しておいて、補給食の補充やシューズの交換などに使用出来る。このセルフエイドを上手く使うこともレースを攻略する重要なカギとなる。

 スタートの15分前からスタートセレモニーが始まり、ハチ北観光協会の田丸会長から元気なご挨拶を頂き、レースは定刻通りAM9:00に始まった。前方グループの選手たちはスタート直後に待ち受けるゲレンデの急な上り坂も走って登っていく。完走を目指す後続の選手たちはマイペースでのレース展開。そして、一度静かになったスタート地点には1時間後の10時にスタートする37Kの選手の姿が多くなった。37Kもスタートの15分前からスタートセレモニーが行われ、スターターは100K、74Kと同じ田丸会長に務めて頂いた。
 スタートした選手はまずゲレンデの直登を一気に登り、標高を上げていく。標高が上がると、色付き始めた木々も多くなり、疲れた選手の目を楽しませてくれる。スタートから約5km辺りのコース上からは200名山の氷ノ山が綺麗に見える。その後も鉢伏山、高丸山(共に頂上には登らない)を通過し、下り基調の紅葉の森を抜けて行くと、美方高原コテージ村(とちのき村)に到着する。その後は林道を野間峠方面に登り返し、トレイル、林道を繋ぎ、瀞川渓谷の静かな森を過ぎるとコース後半の拠点、兎和野高原に到着する。
 兎和野高原からは十石山山頂を経由し、瀞川山までは上り坂が続く。瀞川山を過ぎれば、フィニッシュ地点のハチ北高原スキー場までは5kmほどの道のりとなる。

 そのコースを駆け抜け、真っ先にハチ北高原スキー場に戻って来たのは昨年の37K優勝者、地元香美町在住の豊島 正士選手だった。2位が昨年3位の高濱 慶太選手。3位は昨年2位の片山 慎也選手で男子37KのTOP3は揺るがなかった。37K女子の優勝は昨年3位の岩佐 亜生選手。2位が昨年6位の森田 順子選手。3位に柳田 陽子選手が入賞。37Kの上位入賞者は昨年の大会を走った選手が多く入賞した。

 初開催となった74Kの男子優勝は川畑 和宏選手。2位に茂木 敬史選手。3位、丹羽 望選手。1周目から競い合った3人が4位以下の選手を1時間以上引き離し、フィニッシュした。74K女子1位は三宅 景子選手。2位が森本 友美選手だった。74K女子の参加が2名のみだったが、見事に2人とも完走した。2024年大会にはより多くの女性選手の参加を期待したい。

 そして、メインカテゴリーとなる100Kの優勝者はKOUMI100優勝の澤 道人選手だった。レースが大きく動いたのは、3周目の第2関門、兎和野高原を過ぎ、フィニッシュまで残り10kmを切ってからだった。この区間を粘り強く進んだ選手が上位入賞を果たした。2位に清田 広輝選手、3位に薄井 遥希選手が順位を上げ、フィニッシュした。女子の上位争いも3周目まで縺れ込んだ。1位でフィニッシュテープを切ったのは新屋 祐希選手。多くの選手が体力の消耗と終始ナイトトレイルとなる3周回目は大きくタイムを落とす傾向にあったが、新屋選手は2周目と遜色ないタイムで走り切り、総合でも9位となる快走を見せた。2位に冨澤 いずみ選手。3位に村井 絢子選手が入賞となった。冨澤選手は2023 OSJトレイルランニングレースシリーズ全戦完走(しかも全戦3位以内入賞!)、村井選手は昨年に続き表彰台に上った。

 一方、新設したリレー部門の選手たちは大会の場を楽しんでいるように感じた。
 自分自身も大会に出走しながら、チームメイトの応援も。襷渡しでは短い時間ながら、チームメイトと交流し、フィニッシュの時はメンバー全員でフィニッシュゲートを潜る。1人だとキツイ100kmだが、仲間と襷を繋ぐ100kmはまた違った満足感を得られているように見えた。

 走っている選手が一息つけるエイドステーション。スタート会場のハチ北高原スキー場と美方高原コテージ村、兎和野高原の各エイドでは、選手の皆様への温かい食べ物の提供に、地元スタッフのご協力頂いている。ハチ北高原スキー場では周回毎に提供物が変わり、戻って来る選手の楽しみになっていたのではないかと思う。また、周回コースでは同じスタッフと何度も会えるので、それも楽しみ方の一つだ。周回コースは面白くないと思われている方もいるかもしれないが、スタッフとの交流、時間によって変わるトレイルの印象、すれ違い箇所ではランナー同士のエール交換など、楽しめる要素も沢山あるので、今まで敬遠していた方も一度周回コースの大会に出てみて欲しい。きっと、ワンウェイレースとは違った面白さを見つけられると思う。

 フィニッシュ地点の最終関門となる11月5日AM10:00の少し前、第2関門から出発したスイーパーがフィニッシュ地点に到着し、2023 KAMI 100、そして2023年のOSJトレイルランニングレースシリーズは幕を閉じた。

 KAMI 100をはじめ、OSJトレイルランニングレースシリーズの大会に参加して頂いた選手の皆様、スタッフとして大会の成功にご尽力頂いた大会サポータースタッフ、地元の方々、その他にも本当に多くの人の支えのお陰で1年間、大きな事故無くOSJトレイルランニングレースシリーズを開催することが出来ました。
 改めて感謝申し上げます。
 また来年、選手の皆様をはじめ、多くの方に満足して頂ける大会運営を目指して行きたいと思います。

【100Kリザルト】
総合男子 総合女子
総合順位 氏名 記録 総合順位 氏名 記録
1 澤 道人 14:43:40 1 新屋 祐希 16:27:38
2 清田 広輝 14:58:30 2 冨澤 いずみ 17:44:15
3 薄井 遥希 15:15:22 3 村井 絢子 17:53:20
4 坂本 章弘 15:41:55 4 辻田 晃永 19:07:33
5 生田 貴裕 16:24:10 5 小浜 幸子 19:32:08
■出走数:250名 / 完走者:157名 / 完走率:62.8%

【74Kリザルト】
総合男子 総合女子
総合順位 氏名 記録 総合順位 氏名 記録
1 河畑 和宏 8:48:50 1 三宅 景子 14:04:06
2 茂木 敬史 8:55:24 2 桑本 友美 14:43:50
3 丹羽 望 9:04:15  
4 桑本 顕輔 10:07:35
5 韓 忠鏞 10:50:56
■出走数:42名 / 完走者:21名 / 完走率:50.0%

【37Kリザルト】
総合男子 総合女子
総合順位 氏名 記録 総合順位 氏名 記録
1 豊島 正士 3:32:54 1 岩佐 亜生 5:24:59
2 高濱 慶太 3:59:51 2 森田 順子 5:51:11
3 片山 慎也 4:07:45 3 柳田 陽子 6:48:18
4 西川 貴清 4:47:14 4 藤田 篤代 6:59:37
5 森田 一彦 4:51:08 5 多田 陽子 7:08:56
■出走数:出走数:51名 / 完走者:46名 / 完走率:90.2%

【100Kリレーリザルト】
総合順位 チーム名 記録
1 山とワイ 14:52:54
2 岸和田健康クラブトレラン部 15:25:09
■出走数:2チーム / 完走チーム:2チーム / 完走率:100.0%


photographer Akihiko Harimoto