2001
セルフディスカバリーアドベンチャー9月
・王滝村 レポート
■開催日:2001年9月23日(日)■開催地:長野県木曽郡王滝村


参加者参戦記
 

SELF-DISCOVERY ADVENTURE in 王滝 レポート    SEP.23.2001

2001年9月23日(日)セルフディスカバリーアドベンチャー イン 王滝が長野県王滝村で開催された。昨年のレースは第1回大会ということもあり16チームでの開催となったが、2回目の今大会は、定員を上回る61チームが出場。1DAYタイプのアドベンチャーレースはエキサイティングかつ新しい形のスポーツである。この大盛況ぶりにアドベンチャーレースの必要性を実感する。前日の受付から気合い十分で王滝に乗り込んできた選手たち。自己発見もしくは未知の可能性を発見するため、さらに仲間との絆を深めるため、日頃の殻を脱ぎ捨てチャレンジャーとなった。
 大会前夜、水交園で行われたウェルカムパーティーは異様なほどの盛り上がり。コースマップが配布され、説明を聞きながらチームメイトとレースイメージをする。早くもジャンケン大会が始まり、ある意味一丸となったパーティーが行われた。明日の大会に向け意気も高まったようだ。

今回はランダムに写真を選んでみました。レースの雰囲気、選手の様々な表情をお楽しみください。
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START
まだ、夜。早朝4:30の水交園は真っ暗だ。明かりの下での最終登録は息も白く、身体をちぢめてしまう程非常に寒い。選手のコンディションはどうだろうか<。昨日の和やかな表情に比べ、やや緊張感が漂う。王滝の大自然に挑んでゆく不安を体の底から沸き立つ情熱で押し潰す。アドベンチャーレースは何が起こるか分からない。それがアドベンチャーレースの魅力でもある。ゲートに入りきらない程水交園は183名の選手でいっぱいになった。スタンバイOK!


1st STAGE
おびただしい数のバイクがゲートでスタートを待っている。6:00am スタート! ホーンが王滝の山々に鳴り響く。ゆっくりと一踏み一踏み蹴り出す。スタート時の気温8℃。周囲は明るくなったが、霧が立ち込めている。1st STAGE ゴール地点。トップで入ってきたのはThe Earth Players Transcend Experts その名のとおり最初の難関、林道のキツイ上りを乗り越え57分でゴール。
2分後、EAST WIND ECO CHALLENGE がゴール。昨年に引き続き注目のチームだ。1st STAGE最終ゴール8:00am トップとの差、約1時間はコースの難易度を現している。王滝の大自然は凛として小さな人間たちを眺めている。

2nd STAGE
トレイルラン&リバートレックのこのステージは、真っ暗なトンネルから始まる。通 常は鉄門で閉ざされているそこは2nd STAGEの入口。機動ツールをタイヤから自らの脚に変え前進する。ライトなしでは何も見えないほどの隋道を通 り抜けると、新たな景色が目に飛び込んでくる。左手に底が露出した貯水池。日本の景色というよりもう少し緯度の高い場所。草のクッションは走りやすい。
いつのまにか頭上には抜けるような青空。快晴!! 下界ではこの青さは見られないだろう。大自然を手中に収められるのはアドベンチャーレーサーの特権である。しかし、上ばかり見てはいられない。リバートレックは苔に覆われた石に集中する。
水量はそれ程でもないが油断は禁物だ。各自のコース選択が勝敗を決める。


3rd STAGE  中省略:実は筆者 水交園におりましたので、レース途中が見えません。

4th STAGE
3rd,4th STAGEレポート募集中!! リアルなレポートをお待ちしております。全体レポートでもOK!


5th STAGE
4th STAGE ゴール地点 スタート時の選手の表情に比べ、今はかなりの疲労と王滝を渡ってきた強さとが入り交じる。
「皆かっこいいな〜」time checkをしながら思う。ラストステージを笑顔で送り出したいのに、マジな顔になってしまう。
選手はゴールゲートを一瞥し一歩を踏み出す。悔しかったのは4th STAGE 14位でゴールしたPCサイクルクラブ松本Bチーム。
メンバーの負傷により、やむなく5th STAGEを断念。王滝の自然の厳しさを感じた。

GOAL
皆、帰って来た。この日、王滝に来た観光客も次々にゴールする選手を祝福する。3人一緒にゴール。達成感に満ち溢れた笑顔は素晴らしい!!の一言。くたくたの身体を励ましながらの道のりを制覇した喜び。体力、精神力、団結力・・・このレースで確実に何かをつかんだであろう。王滝の空は選手たちの背中を押してくれた。

表彰式 部門別の表彰は賞品も豪華。頑張った甲斐もありましたって思っていただけると幸いです。
入賞賞品を提供していただいた王滝村、アシックス、アートスポーツ、ワコール、パワーバー各社の皆様ありがとうございました。選手の意欲をさらに高めていることと思います。上位 でなくとも賞品を獲得できるように、トランシェンド太田氏の盛り上げで今夜も全員参加のじゃんけん大会。

セルフディスカバリーアドベンチャー入賞の皆様本当におめでとうございます。また、この王滝に集結したチャレンジャー全員を称えたい。新たな目標に向かってそれぞれが歩み出す。自然へのチャレンジャーとして、半面 自分へのチャレンジャーとしてまた来年も王滝でお会いしましょう! 表彰式も終了したころ、王滝の空は明るく澄んだ月と満天の星がまたたいていた。

取材 遠藤麻美(パワースポーツ)


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